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グラフィックデザイナーとは「料理人である」 髙田恭輔

はじめまして。笠間高校の髙田です。
TRUNKでの3日間のインターンシップで学んだこと、感じたことを話したいと思います。

1日目の朝、僕たちは「グラフィックデザイナーとは」というお題を出され、 その答えを探すために表現媒体を自由に使って3日間で作品を作るように課題 が出されました。

表現媒体が自由という環境のなかで、何が自分に一番合っているのか。 もう、答えは決まっていました。 映像で表現しよう、僕はメディア芸術科という学科で映像を専攻して学んでいます。今まで自分自身の答えを見出してきたこの媒体で表現したいと思ったのです。

映像作品にするうえで、ただダラダラと出来事を撮っているだけではいけないので、コンセプトを明確にするために僕を形成する「哲学」と「食」を通して グラフィックデザイナーとは何かを考えることにしました。

こうして、グラフィックデザイナーを知るための撮影が始まりました。 本来ならあった出来事をすべて話したいところですが、長くなってしまいそう なので、この3日間のなかで特に印象に残った出来事を紹介します。

まず、1日目のお昼に笹目さんのご自宅にお伺いしてパスタを食べているところ を撮らせてもらいました。 この時点で他のインターンシップ先の同級生とは異質な体験ですが、 急なお願いにも関わらず快くご承諾頂いた笹目さんには感謝です。           

 

2日目はTRUNKのクライアントのUGOさんの本社でデザイン案件の打ち合わせを見学しました。そこでTRUNKがデザイン監修しているUGOの デザイン部の方との話し合いを間近で拝見したのですが、 企業戦略のイノベーションが生まれる現場という大変貴重な経験をしました。

移動中の車内やご自宅で笹目さんと豊かな内容のお話ができたことは僕自身 の思慮や教養をより深いものにするものでした。 二日目の午後にはTRUNKの事務所で笹目さんに1時間半弱に及ぶロングイン タービューを撮影しました。2日間の経験のなかでグラフィックデザイナーに 対して感じた答えを確たるものにするべく、この問いの核心の触れるために自分の考えを述べながらディスカッション形式で笹目さんの考えを答えてもらいました。

さて、以上のことから僕がどうして「グラフィックデザイナーとは料理人である」と結論付けたのか。
僕が2日間のなかで気づいたのは、デザインするうえでディレクションが特に重要だということです。

デザイナーと作家の一番の違いは人の要求に答えるかどうかです。 作家は自己から表現が発生しているのに対しデザイナーはさまざまな人々が抱える問題を解決するために表現します。 問題を解決するためには、多面的に対象を理解して最善の方法で試みることが必要です。しかし、作家はそれができません、何故なら一人だからです。

デザイナーは一人で解決することができないので、さまざまな人たちの協力をもらって問題を解決します。
バラバラな方向の人たちに一つの方向を示し、統合する。これがディレクションです。このディレクションは料理に非常に似ていると思います。 それぞれの食材を一つの品にまとめ上げ、食べるひとの「空腹」と「美味しいものが食べたい」という問題を解決するのです。 料理だけでなく、「お店」という場を作り、雰囲気で人の心を満たす。
その場こそがTRUNKだと思います。 故に、「グラフィックデザイナーとは料理人」だと結論付けます。

最後に、肝心の映像が間に合わず後日ブログで公開してもらうことになってしまい期限に間に合わせることの大変さを改めて実感しました。
黒沢さんをはじめとしたTRUNKのみなさんにはさまざまな面でサポートしていただいたことは本当に感謝の言葉が見つかりません。 今回のインターンシップでの経験は確実に自分の血肉にすることができたと思 います。

インターン終了後も引き続き映像の編集を進めて近日中に公開します。 僕がどのように「哲学」と「食」をグラフィックデザイナーに繋げたのか ぜひ映像でご覧ください。
ここまで見てくださった方、ありがとうございました!         

 

・・・インターン3日後、髙田さんが制作していた動画が完成しました!
取材協力してくださった、株式会社ユーゴーさま、新垣宏久さま、米村優子さま、ありがとうございました。
みなさま、髙田さんの動画をぜひご覧ください!(2018年2月2日  黒沢追記)