AKITTOさまビジュアルリニューアルまでの裏話
こんばんは。
だんだん寒くなってきましたね。
笠間は今、栗がおいしい季節です。笠間は栗の生産量は日本一らしいですよ。
今週、所長が買ってきてくれた本場の焼き栗のおいしさにびっ栗しました。
昨日はTRUNK WEBサイトのワークスページを更新しました。
まだUPできていない案件もあるので、これからまた徐々にUPしていきます!
今日のブログでは、昨日ワークスページにアップした中のひとつ、
AKITTOさまのポスター・DMの制作の秘話(?)について
所長にいろいろな思いを聞いたのでその内容を書こうと思います。
「AKITTO」は東京にある女性向けアイウェアブランド。
今回は、お客さま(メガネの販売店)に配布したり、展示会で使用したりする
ポスターとDMのビジュアルを新しくしたいというご依頼でした。
同時にwebのビジュアルも新しくしました。
前回のポスターとDMのビジュアルはイラストのイメージ、
そしてwebサイトのビジュアルは東京での撮影ということで、
どちらかと言うと都会的な雰囲気のブランドイメージでしたが、
デザイナー川上さんとモデルとなった奥さまである智子さんの
「今までにはない新しいAKITTOの世界観を撮りたい」というオーダーがあり、
笠間・益子を中心に撮影が行われました。
『アイウェアブランドのブランディングでありがちなのが、
日本のブランドなのに外国人のきれいなモデルさんが登場するビジュアル。
それはそれでかっこいいし、見栄えもするんだけど、
実際にその眼鏡のユーザーは、ごく一般的な日本人の女性。
AKITTOはそんな普通の女性が普段の生活で、
アイウェアをかけることで気持ちが上がったり、素敵に見えてほしい。
だから外国人のモデルなんてもってのほかだし、日本人のプロのモデルも使わない。』
そんな川上さんのものづくりのスタンスをビジュアルで表現するために、
「田舎の風景とAKITTO」という組み合わせのアイデアが生まれたのです。
カメラマンはTRUNKが絶対の信頼を寄せている宮濱祐美子さん。
撮影場所は益子参考館さん、笠間の陶芸家船串篤司さんの工房、水戸の花屋greenspotさん、
同じ茨城のデザイン事務所i,D 石川聖太さんのご協力のもと行わました。
めがね×ろくろ
めがね×花屋
主役はめがね、モデルは二の次。という川上さんのスタンスを表現するために、
宮濱さんと試行錯誤しながら、構図を探していきました。
結果、めがねと笠間・益子・水戸・茨城町のさまざまな場所との組み合わせで、
いままでにない新しいAKITTOの世界観になりました。
今回この依頼が来た時に所長は
「日々の生活を楽しくする製品のビジュアルづくりは、撮影に関わる誰もがその楽しさを実感しながらつくるものであるはず。そんな撮影にしたい。」と目標を立てていたそうです。
制作しているのを外から見ていても、
打合わせの段階から、いいものを作ろうというそれぞれの熱が伝わり、
写真のラフが上がってくるだけでも所員一同「この写真いいね~これもいいね~」と盛り上がるたのしさでした。
ポスター1案、DM1案という予定も、すてきな写真を川上さんご夫妻が気に入ってくださり、
ポスター2案、DM4案を採用いただきました。
サングラス×車
映画のワンシーンのようです。
サングラスも撮影したい、という依頼があったときから、
所長の頭の中には、車と組み合わせたいという思いがあったそうです。
どんな車がいいかと考えた結果、
i,D石川さんの1969年式フォルクスワーゲンタイプ3をお借りしました。
石川さんはロケハン~撮影のサポートまで、快く協力していただきました。
最初は晴れを想定していたようですが、
曇天の作り出す雰囲気が予想以上にビンテージカーとサングラスの世界観にハマり、
一同現場で大興奮だったそうです。
撮影の現場に行き、いい光を探して場所や配置を試行錯誤することもたのしかったそうです。
つながりの深い、大切な場所や人に囲まれながら、
参加した人全員が高いクオリティを目指して、
遊びのように仕事ができた案件だったそうです。
一つ案件が終わっても、またすぐに一緒に仕事がしたい!
たのしみつつもお互いがそう思えるような仕事をしていきたいです。
それでは今週はこの辺で。
くろさわでした。
【オフショット】