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【答えがたくさん、間違いが無い】吉田莉紗

「本日からお世話になります。笠間高等学校から来ました、吉田です。三日間よろしくお願いします。」

 

「あらすじ(3日間の流れ・テーマ)」

3日間のインターンシップの中で「グラフィックデザインってなんだろう?」というテーマの答えを自分達なりに探り、最終成果物としてその答え(テーマ)を作品に表し作品解説文と一緒にこのブログに公開するのが目標。インターンの約束ごとを守りながらやるのはデザインをやる上で大切なものと感じながら制作をしました。

 

「【答えがたくさん、間違いが無い】私の考え(テーマについて考えた・思ったこと)」
お客様に合わせてデザインをすることは、常に新しいものを探求しながらお客様の望むもの以上の物を作ることではないのかなと思いました。センターの入試問題などを思い出してみてください。問題の文章は違うけども聞いていることは前に解いたことのある解き方だったという事は結構あります。(余談ですが、2019年の英語のセンター試験の最初のリスニング問題はキャラクター達が個性的すぎましたね…)土台は他の物と似ていても、外見や、中身や、あるいは動きなどは新しいものを探していく姿はグラフィックデザインの大切なことなのではと考えました。
インターンシップの約束ごとの中に「失敗や間違いをおそれない!」と書いてありましたので私なりの考えをイラストで表現しました。

 

「【答えがたくさん、間違いが無い】だから、難しい(インターンシップを通して)」
イラストは2点作らせてもらいました。1枚づつ説明していきます。
2点それぞれ伝える相手を想定して描いてみました。

「リンゴの気」  画材 色鉛筆  ターゲット3〜15歳
[作品の説明]
「デザインには答えがない」それが私が最初に思ったことです。その思いをリンゴの木で表現しました。
まずリンゴを選んだ理由は絵画の世界ではリンゴ=創造の意味があります。今回はグラフィックデザインということで「何かを作る」世界のためリンゴを選びました。普通なら根から幹があり、そこから枝が生え葉がつき、そしてリンゴが実るのが常識的にも当たり前のことです。この作品のリンゴの木はリンゴの実(粘土)から幹(ガラス)があり、そこから根(ガラス)が生え葉(糸・毛玉)がついていっている絵になっています。
ターゲットが15歳までの子供のためリアルな描写がありつつも小さい子の落書きのように描いた部分も作り保育園・幼稚園〜小学校低学年が受け入れやすいように描いた意図があります。私達大人からみたら「こんなリンゴは存在しないし、こんなリンゴは変だ。」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、子供から見てみれば「こんなリンゴの木もあるんだ」と疑いもしない子がいるかもしれません。私達に定着したイメージはデザインをするうえで時には邪魔になると思いこういう絵に仕上げました。
デザインって何?という問に対してこの絵を見る人に思考を柔軟に持つ大切さがデザインには大切ということを少しでも感じてもらえたらいいなと思います。リンゴの気の「気」はグラフィックデザインで大事な「気持ち・気力・気遣い」をまとめた気です。

「enjoy」 画材 illustrator  ターゲット10〜30歳女性
[作品の説明]
インタビューで、グラフィックデザインをやるときに大切な事をお聞きしたときに「楽しくやること!」と聞いて仕事を楽しくできるのは素敵なことだなと思いました。
女性も仕事をやるようになった日本では、若い女性の方がセクハラやパワハラを受けたニュースが流れてきます。真面目に働いている女性が狙われる事実を知ると、まだ就職もしていない私達は仕事をすることに対しての恐怖もあります。この絵は女性が好むであろう色を敷き詰めました。
「もし日本が女性に対しても下にみることがない、または男性より立ち位置が上だったら日本はこんなイメージ」というサブのテーマを持って平面構成を描きました。
女性も楽しく仕事をやれる環境になってほしいなと思います…この絵は決まりのない形に決まりのない色の配置をしてみました。グラフィックデザインを頼むお客様の好みの違いはたくさんあり、それと同じで女性もたくさんいろんな人がいるのを表しました。でも、一線は越えないようにピンクと黄で線引きを表しています。

 

「【答えがたくさん、間違いが無い】について(最後に学んだこと)」
・お客様の意見やお願いの中で個性を出す難しさがわかりました。
・1つのデザインに長い時間をかけてできた作品はお客様との多くの意見交換や、多くの方との関わりによって素敵な物ができているのだなと思いました。
・デザインの多くはグラフィックデザイナーが基盤になっているように感じました。

貴重な3日間ありがとうございました。