阿部慎太朗さんの工房へ取材・撮影に伺いました。
こんばんは。
11月ももう後半。今年の出勤日を数えたら23日しかありませんでした!驚きです。
(TRUNKは12月23日~1月4日まで年末年始休業となります。)
さて、今週は水曜日に、「改版 かさましこ」の発行に向けた取材撮影に同行しました。
今週はその内容を写真を多め!でお伝えします。
この日取材で伺った先は、笠間の陶芸家阿部慎太朗さんの工房。

(阿部さんが器の説明をしているところ)
今回のかさましこのテーマは「かわいい」。
かわいいにも様々なニュアンスがありますが、かわいいの中の一つとして阿部さんの器が登場します。
カメラマンはアラタケンジさん、ライターは米村優子さんです。モデルは助川先輩です・・・!
午前中1時間半程度で取材と撮影を済ませるために、
下の写真のように、手前では米村さんと阿部さんが取材をし、
奥ではアラタさんと助川先輩が撮影をする、という同時進行で動く場面もありました。

米村さんは前日に、ネットなどで阿部さんに関する記事を読み、話したいこと・質問したいことなどを頭に入れていたそうです。
ネットの記事などは文字数が限られており、カットされている部分もあるのでそのカットされた部分には一体どんな話があったのかということも考えているとおっしゃっていました。

記事を読むだけではなくて、その記事の中で「カットされているであろう部分を想像する」という考えは自分にはありませんでした。

こちらは阿部さんのルーツとなったお皿の一枚。
このあたりの詳しいお話が、かさましこに掲載されるかもしれません。

180度ではなく360度の全円分度器を初めて見ました。

カッターでお皿の淵を切り取っていく阿部さん。
「型」を使って製作するとはいっても、パカッとはめたら終わりという訳ではなく、
最後は一つ一つ地道に手作業で器が作られていきます。
その後ろではかわいい何かを見つけた模様です。

撮影するアラタさんの頭に何かが!
それを取る所長と、さらにそれを受け取る小池先輩。(みなさん揃って紺色)

被写体は同じ位置にいても、カメラマンさんは正面、左右、上下、様々な場所から撮影していきます。
撮影の最中に、所長が
「カメラマンと同じ方向を見ることと、カメラマンと逆の方向(見ていない方向)を見ること」が大切と教えてくれました。
(忘れないように帰ってすぐ手帳にメモしました。)
最初にカメラマンさんと同じ方向を向いて、ここをこのように撮ってください、とお願いしたら、その場は撮影のプロであるカメラマンさんにお任せする。
カメラマンさんがそこを撮っている間は、カメラマンさんと逆の方向を見て、次にどこを撮ってもらうかを考える。
実際にカメラを使って撮影しているのは、カメラマンさんですが、仕上がりを想像して、共有して、カメラマンのお力を借りて、
ここを撮ってください、こんな雰囲気で、こんな角度で、とディレクションをするというのもTRUNKの仕事のひとつです。
やっぱりどこか外に出ると新鮮で、勉強になることが多い今日この頃です。
かさましこの完成をどうぞお楽しみに。
それでは、今週はこの辺で。
くろさわでした。