【右腕日記】Don’t think. feel. (1)
ロゴをつくるときはとくに、
お客さまの「ほんとうの気持ち」がどれなのかを考えるようにしている。
考えるというよりは、感じる、がちかいのかもしれない。
打ち合わせのとき、お客さまはたくさん話しをしてくださる。
ご自身がこの仕事をしている背景、この仕事のいいところ、こういうわけでTRUNKに依頼した、など。
打ち合わせを終えて、では作りましょうとなったときに所内でブレストをするんだけど、
所長は、私とは到達点が違っていた。私と同じ時間だけお客さまの話をきいているのに、より深く理解している。
私は、お客さまが本能的に望んでいるところまで感じ取れないことが多かった。
いつもくやしくて、その「お客さまがのぞんでいる本質の部分」をぐっとつかみたい!と思うようになった。
理解できてないときって、自分のなかにフィルターがかかっているような感じがしていた。
表面的になんとなくは理解できた気になっているだけで、実際は自分の都合のいいように解釈している感じ。
あるがままのお客さまの感情を感じ取りたい、受け取りたいなあと思っているのに
なぜ私は自分の都合のいいように解釈してしまうんだろう?っていうのが本当にわからなかった。
理性ではわかっているのに、感じ取れない自分にイライラしていた。
ただ、自分のなかにひとつテーマができたのはよかった。
お客さまの「本質、本当のきもち」を感じ取りたいっていうこと。
なぜそれができないのか。
どうすればできるようになるのか。
私のテーマ、そのふたつ。これはやったる、と久しぶりにメラメラした気持ちになった。
つづく。