110kgの紙?
「紙は何kgにしますか?」
「110kgか130kgくらいかなー」
これは、とあるフライヤーを制作するにあたり
所員が紙を選んでいるときの会話です。
110kgの紙と聞いて、110kg分山積みになったA4用紙の束が浮かんだ人もいると思います。
わたしがそうでした。
恥ずかしながら事務所に来てから初めて、紙の厚みの単位が
mmではなくてkgでやりとりされることを知りました。
同じ種類の紙であれば重ければ重いほど厚い紙ということになります。
山ほどある紙の種類の中から一種類選び、
さらにその紙の中で適切な厚みを選び、
さらに白と言っても様々な白の中から一つを選び
ようやく印刷する紙が決まります。
また、予算などの制限もあるので、
それに見合った条件の中で、
よりよい出来になるような工夫もしなければいけません。
「印刷」と聞くと、学生の頃はプリンターに50円を入れて、既にセットされた用紙にプリントする作業くらいにしか考えていませんでしたが、
デザイナーは印刷する紙や印刷に関する知識も欠かせないんだなと思いました。
卒業制作で1年間かけて一つのものを作っていた私からすると
それらをサッと決めていく事務所のスピート感に毎日圧倒されています。
では今週はこの辺で。くろさわでした。
(今週火曜日にお庭でお花見をしたときの写真です。桜の下で食べるお弁当、おいしかった〜)
